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エンディングノートを若者が書く理由【やなぎ社会福祉士事務所】

若者の約半数はエンディングノートを書きたいと思っている。最近では多くの若者がエンディングノートを作り始めています。
エンディングノートを書く若者が増えた理由は「人生の節目」や「新型コロナの影響」がある。

若者のエンディングノートで重視するポイントはミドル層・シニア層とは異なる。これからも続くであろう長い人生を有意義に送るには「やりたいことリスト」の活用もおすすめする。エンディングノートの作成はミドル層・シニア層だけの専売特許ではありません。

 

どうして多くの若者が最近になってエンディングノートに注目し始めたのでしょうか。それには以下2つの理由が考えられます。

●人生の節目となるシーンが多い
まず一般的な理由としては、20代・30代の若者は人生の節目となるシーンが多いためと考えられます。大学を卒業して新社会人になる、結婚する、子供が産まれるなど、20代・30代の若者にはたくさんのライフステージの変化が生じます。
社会への責任や大切な家族への責任を考え、自分にもしものことが起こった際の対処方法明らかにしておかなければと思う若者が多いようです。

●新型コロナウィルス感染症の流行
もうひとつの理由は、2020年に世界を席巻した新型コロナウィルスの影響です。新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、若者の間でも「死」が身近に感じられるようになりました。
新型コロナウィルス感染症の死亡率は高齢者よりも少ないものの、実際に若者が新型コロナウィルス感染症を理由に亡くなっているケースもあり、年齢に関係なく「もしかしたら自分も」と考えざるを得ない時代になっています。最近の若者は死生観についてより深く考えていることが見受けられます。

若者がエンディングノートを書く際には、以下の項目は必ず書いておきましょう。

●葬儀に呼んでもらいたい友人・知人
小さな子供の頃と違い、大学生や社会人ともなると自分の交友関係についてはほとんどの親は把握していません。葬儀に参列して欲しい友人の氏名や連絡先を記載しておきましょう。

●SNSアカウント
多くの若者が利用しているFacebookやInstagramなどのSNSのアカウントは、死後もそのままにしておくとデジタル遺品になってしまいます。登録しているSNSのIDやパスワードをエンディングノートに記載して、つながっているSNS友達への告知やアカウント削除を代行してもらいましょう。

●ネット銀行・クラウドサービス
上記のSNSアカウントと同様、インターネットバンクや各種クラウドサービスの登録情報もデジタル遺品の発生につながります。金銭がからむ内容のものは相続にも影響しますので、エンディングノートへの記載は必須と心得てください。

●感謝の言葉
これは若者に限った話ではありませんが、ぜひ書いておいて頂きたいのが周囲、特に両親への感謝の言葉です。日頃は恥ずかしくてなかなか言えない感謝の言葉も、エンディングノートに実際に書きつづることで改めて「ありがとう」の気持ちを思い出せます。

●「やりたいことリスト」
若者がエンディングノートを書くのはもちろん望ましいことではありますが、まだシニアに比べれば自分の「死」については想像しづらい若者も多いでしょう。そんな若者には、エンディングノートよりも“生きる”について特化した「やりたいことリスト」の作成がおすすめです。これからの長い人生を有意義に送るためにも、エンディングノートとあわせてぜひチャレンジしてみてください。

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